塗装のプロが解説 ! トラブルQ&A

昨今、塗装・塗替えリフォームをめぐる様々なトラブルを耳にします。感じの良い営業マンだったので頼んだら、塗替えをして1年で剥がれ落ちてしまった、また、契約を結んだ会社とは違う施工業者がやってきてずさんな工事をされてしまったなど、例を挙げればキリがありません。そんな業者で、もし工事をしてしまったら・・・

契約後・工事後トラブルで、よくある3つのパターンをご紹介致します。

不実告知

「今すぐやらないと家が壊れる!」など真実でない情報を言われて、それを信じて契約してしまった場合

不退去

長時間居座られて困り果てて契約した場合(夜の12時までねばる営業マンもいたと聞きました。)

クーリングオフ回避

「クーリングオフします。」と告げても、担当がいない、分からないと取り合ってくれなかった・・・

このような行為はすべて法律によって守られています。
ただ、一番のポイントとしては
「納得していないうちは絶対にお金を払わない!」ことです。
その他、工事開始後・完了後に
「納得できないことがある」「工事をしたため不具合が発生した」
など、契約や保証についての問題をアドバイスします。

工事開始前に半額を請求。不安なので契約を解除したい!

工事代金100万円のリフォーム工事を依頼しました。自宅玄関で業者からの説明を受けて、言われるままに捺印してしまいましたが、工事着工前に内金をして半額の50万円の請求を受け、困惑しています。今まで何度か住宅の工事をしましたが、すべて終了後に全額を支払ってきました。騙されるのではないかと不安で、できれば解約したいのですが・・・。

工事契約の内金額は、施主と業者の間で決めるものです。決められた額はありません。今回のケースの工事金額も不当とはいえません。業者によって内金は1~2割、あるいは内金なしで終了後に全額ということもありますので、内金の減額、完了後の全額支払いをお願いすることは出来ると思います。解約を希望するのであれば契約書の解約条項を確認し、この契約に訪問販売のクーリングオフが適用されるか、消費生活センターに相談してみてください。

契約書のない工事で不具合発生!代金の請求を受けています。

ひょうが降り、木造2階建て住宅の屋根の一部がめくれてしまったので、急きょ屋根のリフォーム工事を行いました。ところが工事が完了して1週間も経たないうちに、雨漏れし始めました。リフォーム前にはなかったので、工事が完全ではなかったと思います。すでに工事は完了しているので、業者からは代金の支払いを求められていますが、これからも雨漏りが心配で支払いは止めています。急な工事だったため、工事内容の見積書はあるのですが、今後の保証について業者とどのように話を進めればよいでしょうか?

雨漏りの対策と保証、そしてアフターサービスに関する覚書を取り交わすことを条件に、代金の支払いをすればよいでしょう。工事を依頼する際は、見積書だけでなく必ず契約書を作成するべきです。なおリフォームの場合、不具合の原因がリフォームによるものか、新築時の工事によるものか区別しにくいこともあります。確実に原因を特定することが必要です。

建築士が現場を見たのに見積額が増加してしまった!

屋根、外壁の塗装リフォーム工事を行う際、業者を呼んで見積りをとりました。私が「壁が浮いている」と現場を見た建築士に言いましたが、大丈夫とのことで見積金額を出してもらいました。ところが足場を組んで作業を始めると、壁の浮きのため作業が出来ないとのことでした。それを直す工事を追加すると見積りが倍近くになります。塗装前の洗浄作業については了承しているので、今からキャンセルしても足場の費用は必要とのことですが、どうしても納得できません。

洗浄作業の開始を了承することで、契約は成立しています。キャンセルしても足場、洗浄作業の費用の負担は必要です。ただ塗装作業にも足場は必要なので、減額の要求は可能でしょう。現場を見ているのに見積金額が大きく異なるのは業者の落ち度ですので、これも交渉材料になります。

人体に影響がある防腐剤をリフォーム工事に使われた!

シロアリにやられた浴室と玄関を全面的に工事しました。土台から壁の部材を交換し、土台部分に「クレオソート油」という防腐剤を塗りました。作業が終了してまもなく、家族が体調不良を訴えたため、病院で相談したところシックハウス症候群だろうと診断されました。防腐剤の缶が残っていたので説明書を読んでみると「居住者がいる所に使用してはならない」と書かれていました。

このケースでは業者が施工要領書に従っていないのは明白です。損害賠償請求が可能と思われます。弁護士と相談してください。防腐剤のメーカーに事情を説明して助言をもらい、業者に防腐剤を塗った部材をすべて安全なものに取り替えてもらいます。作業中は、床下換気扇を取り付け、室内は24時間換気してください。

「キチンとした良い仕事をして報酬を頂く。」

そんな当たり前のことを一人でも多くのお客様に感じとっていただけるよう、菅野建装では、正直な仕事をまっすぐに追い続けています。